ウイルスは皮膚に付着しても剥がれ落ちるのになぜ水虫菌は皮膚にいつづけるの?

では水虫のことをもう少し深く理解していきましょう。

白癬菌はどこに寄生するのでしょうか?

下の図を見てください。
皮膚の断面図


これは皮膚の断面図です。

簡単に説明すると皮膚は表面から表皮(順に角質層、顆粒層有棘層、基底層)、真皮、皮下組織の順に構成されています。

皮膚は表皮の基底層で絶えず細胞分裂を繰り返しています。死んで古くなった細胞は外側に押し出されていきます。

本来、風邪のウイルスや細菌はこの角質層にブロックされて体内には侵入することはできません。

しかし角質層にはケラチンと呼ばれるたんぱく質の塊があり、白癬菌はこのケラチンを分解し栄養源にできるため角質層に寄生し増殖することができるのです。

基底層から押し出された細胞は最後にアカになって体から落ちて行きます。基底層で出来た細胞が有棘層にたどりつくまでに約2週間、有棘層から角質層に到達し剥がれ落ちるまでに2週間程度かかります。

合計で4週間つまり約1ヶ月で皮膚は入れ替わるのです。

このサイクルを皮膚のターンオーバーと呼びます

怪我をした時に傷口が塞がるのも、やけどが治るのも全て皮膚のターンオーバーが関係しています。

水虫の治療には皮膚のターンオーバーを利用して行いますので必ず覚えておいてください。

この構造を覚えていると後々、治療方法を考える場合にとても役に立ちます。 それでは次からは具体的にどんな種類の水虫があるのかを症状別に詳しく見ていきましょう。

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