【画像あり】頭から股間まで!水虫はいろいろな場所に感染する

小水疱型足白癬
小水疱型足白癬

水虫ではないかと思った時に足に発生している最も多い症状はこの小水疱型足白癬です。

小水疱型足白癬の特徴は「虫刺され」のような小さな水疱が足の裏側にポツポツと出来す。 水虫の名前の由来もこの症状から来ています。

つまり小水疱型足白癬は水虫と呼ばれる病気の典型的なものといえます。 発生する箇所は土ふまず、足の側面、足の裏の指先よりです。

これらの箇所に小さな水疱が寄り集まっていたり、バラバラと散らばっていたりするのが特徴です。

水疱の大きさは大小さまざまですが進行すると大きさが揃ってきます。 また小さなものが集合し大きくなることもあります。

足のうらは皮が厚いため水泡は破れにくいです。

治る過程は 水疱ができる→だんだん乾燥してくる→水泡の皮が褐色に変化する→皮がむける→元の皮膚の形に戻る となっています。

白癬菌に感染している間はこのサイクルが足のいたるところで起こります。

そして激しいかゆみを引き起こしますのでかゆくて我慢できない人も大勢います。

特に、お酒を飲んだりして足の温度が上がる、靴を長時間履いていて足の温度、湿度が高い状態だとかゆみは強くなります。 治療しない場合や、治療が中途半端だと水疱ができる範囲が足の側面やかかと、かかとの側面、足の指の間に広がります。

小水疱型足白癬は「かぶれ」や「あせも」と症状が良く似ています。 そのため治療方法を間違えて悪化するケースもあります。

小水疱型白癬と他の皮膚炎との見分け方のポイントは足の甲に水泡ができているかどうかです。

足の甲に水泡が出来る場合は他の皮膚炎の可能性が高くなりますので 慌てて水虫薬を塗らないようにしましょう。



薬指と小指の間にできやすい皮膚がふやけた状態になる水虫

趾間びらん型足白癬
趾間びらん型


このタイプの水虫の特徴は足の薬指と小指の間にできやすいことです。足の指の間とうのがポイントです。

具体的な症状は皮膚が白くなりふやけたようになってきます。

水虫は急性期には足の裏側や足の指の裏側にいることが多いのですが治療をせずに慢性化してくると、このように足の指の間に広がって来ます。

ふやけて皮がめくれるのでジュクジュクしてかゆみを伴ったり薬を塗るとしみることがありますので決して掻きむしったりしないようにしてください。

この症状は冬になるといったん収まることが多いのですがそれは菌が冬眠して症状がおさまっているだけで治ったわけではありません。 放っておくと次の年も同じ症状になり、年数が経過するにつれて皮膚が硬くなり魚の目のように硬くなり痛みを伴うこともあります。

またタイプは水疱やただれが出来る湿潤型と赤い斑点が出たり、皮膚がカサカサする乾燥型の2種類が存在します。


皮膚がジュクジュクした状態での水虫の画像
皮膚がジュクジュクした状態での水虫




足裏全体がカサカサになる水虫

角質増殖型足(手)足白癬

角質増殖型足白癬の特徴は足の裏全体がカサカサになり、白い粉がふいたり、しわが深くなったりします。

皮膚が乾いた状態の水虫の画像
膚が乾いた状態の水虫

さらに症状が進むと皮膚は厚く硬くなり細かい皮が剥けはじめてポロポロと落ちて行きます。

足の裏はさらにこわばった状態になります。 角質増殖型が広がりやすい部位は足の裏でもかかとや足の裏でも指の付け根あたりの皮がもともと厚い箇所です。

患部が乾燥しひび割れると痛くて歩くのが困難になることもあります。 角質増殖型足白癬の人は10~20人に一人の割合で手にもプツプツと水疱ができ、数年後足と同じ症状になることがあります。

これは角質増殖型手白癬と呼びます。足白癬の足の裏を手で掻いているうちに手にも白癬菌が感染してしまった状態です。

手に感染し最終的にカサカサした状態になるのですが、手の場合は手荒れとよく間違えられますので注意しましょう。

手荒れと思ってクリームを塗り続けると良くなるどころか、かえって白癬菌が元気になり症状が悪化していきます。

ポイントとして右利きなのに左手ばかりが荒れるなどの症状の時は白癬菌に感染している可能性が高いので必ず皮膚科を受診しましょう。

あなたの水虫に対するイメージは水疱ができたり、ジュクジュクしたりするという症状が5月~9月の暑い時期に現れるといったものだと思います。

この角質増殖型の場合は1年を通して症状にあまり変化はなくかゆみもほとんどありません。また高齢になるにつれて水虫でなくても足の裏の皮膚は固くなってきます。 そのため感染し発症しても水虫と気付かない人が大勢います。

多くの人の水虫に対するイメージとはかけ離れた水虫らしくない水虫と言えるでしょう。

角質増殖型足白癬、手白癬は水虫になっているかたでもほぼ最終系の症状です。長い年月をかけてここまできますので、いきなりこのような状態になることはありません。適切な治療を行えばこの症状に到着することはまずありませんのでご安心ください。

この状態になってしまっている人は早急に治療が必要です。

しかし、ここに至るまでに白癬菌は皮膚との親和性が非常に高くなり体も皮膚の一部と認識してしまっているので相当な覚悟で治療に臨まなければなりません。 手も同じ症状になることは稀ですが、もしなっている人がいる場合は体質的なものや、他に何らかの疾患があることが考えられます。

症状にかゆみが少ないこと、高齢化に伴う皮膚の硬質化に似ていること 1年を通して症状に変化がないこと。手荒れなどの症状に似ていること、 皮膚がカサカサになり剥がれ落ちやすくなることから、この角質増殖型 白癬は水虫と気付かれにくく、人に感染させやすい最もやっかいなタイプといえるでしょう。


爪にできる水虫

爪白癬
爪白癬

最近、TVCMや雑誌などでよく取り上げられるようになったことから一般的に認知されるようになった水虫がこの爪白癬です。

爪白癬になると爪の中が白や黄色に濁ったり、両端が白くなる、筋のようなものが爪の中に出来るなどの症状が出てきます。

この段階では爪の様子が少し変だなといった程度で小水疱型のようにかゆみやジュクジュクした症状が無い方がほとんどです。 そのため水虫と気付かない人がほとんどです。

しかし、放っておくと他の水虫と同じように爪白癬も症状が進行していきます。また爪白癬にはいくつかの種類がありますので見てみましょう。

爪の表面は爪全体を保護するために硬くなっています。そのため爪の表面から白癬菌が直接浸入するケースは非常に少ないです。 一方で爪の下層部分は水分が豊富で軟らかくできています。 この部分を爪甲下と呼んでいます。

下にある指の構造を参考に見てみましょう。
爪と指の構造


遠位側方爪甲下型爪真菌症
実は爪甲下は白癬菌にとっては御馳走なのです。爪白癬の90%以上が爪の先端や周りの皮膚から爪甲下に白癬菌が侵入するこのタイプです。

近位爪甲下型爪真菌症
爪と皮膚をつなぐ爪上皮の部分から爪の下に白癬菌が入り込むタイプです。症状は爪の付け根が白く濁り、ポロポロと爪が剥けてきます。

このタイプは白癬菌による症状の進行が速いので注意が必要です。 ただし爪の周りが赤く腫れている場合は白癬菌ではなくカンジダ菌の可能性があります。

白色表在型爪真菌症
このタイプは非常に稀な水虫です。普通は白癬菌が入りこめない爪の表面から白癬菌が入り込むタイプです。

症状は爪の表面が点々と白くなってくることです。

全爪甲型爪真菌症
爪白癬は治療せずに置いておくと最後には爪が全体的に黄白色になり厚くなりボロボロになってきます。

こうなると白癬菌の侵入経路も分からなくなり爪は変形し足の肉に食い込み激痛で歩けなくなります。

TVCMでは爪水虫の告知が行われ最近認知されてきていますがまだまだ爪が水虫になることを知らない人が多いのも事実です。

そのため、爪がポロポロと剥けてきて変色すると爪切りで深爪の状態まで爪を切ったり爪楊枝でほじったりします。

女性であればマニキュアなどで隠したりします。 しかし何度も言うようにこうしたことを行うと健康な爪まで傷がつき白癬菌が広範囲に広がっていきます。

爪に何か気持ち悪いといった感覚や違和感がある場合は爪に白癬菌が感染している可能性が高くなりますので、早急に皮膚科医を受診する準備をしましょう。



股や身体にできる水虫

体部白癬
体部白癬

股部白癬

股部白癬

足に水虫が出来たら痒くて足をかいてしまいますよね? でも少し待ってください。水虫の足を掻いてしまった手で体の他の 部分に触れたり掻いたりするとその部分から皮膚に白癬菌が入り込み感染し皮膚炎を発症することがあります。

股に症状が出ると股部白癬、股以外に出来たものを体部白癬と呼びます。

体部白癬は昔「ゼニタムシ」と呼ばれていました。どこかで聞いたことのある人もいると思います。 体のあらゆる部分に症状が出ますが主に顔、背中、胸、腕、太ももに出ることがポイントです。

発症の過程 湿疹のような隆起がポツっとできます。激しいかゆみがあります。 次に隆起したものが10円玉くらいの大きさになります。 同時に同じような症状が周囲に現れます。

症状が進み中央部の炎症は治まります。 そして周辺部に向かって少し盛り上がります。 また発赤、丘疹、小水疱、かさかさなどの足と同じ症状も出ることがあります。

体部白癬かどうかを判断するポイントは健康な皮膚と幹部の皮膚との境界が鮮明になっているかどうかです。境界が鮮明であれば体部白癬の可能性が高くなります。


頭に感染した水虫

頭部白癬
頭部白癬

水虫は足だけでなく頭にも感染します。 しかも感染すると精神的にも肉体的にも苦痛を生じますので出来る限り早めの治療に取り掛かる必要があります。

では具体的な症状を見てみましょう。 呼び名は昔から「シラクモ」と呼ばれているのが頭部白癬です。

一番厄介なのは髪の毛が抜けてくることです。 これは毛穴に白癬菌が住みつくために髪の毛が抜けてしまうのです。

白癬菌に感染した毛穴は赤く腫れて周りの毛が抜け落ちます。 さらに菌が皮膚の奥に侵入するとケルスス禿とく瘡そうという恐ろしい状態になります。

ケルスス禿瘡は患部が膿んでリンパ腺が腫れます。また発熱や悪寒が生じることもあります。こうなると肉体的にも精神的にも相当の苦痛です。

早めの治療をすることで抜けた髪の毛は生えてきますので心配しないでください。

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