中南米に棲む白癬菌トリコフィトン・トンズランスの恐怖

近年、日本国内で多く感染が確認されている白癬菌にトリコフィトン・トンズランスと呼ばれる白癬菌があります。

今まで日本にいた白癬菌はトリコフィトン・ルブルムという種類の菌です。

どんな方が感染しているかというと、全国の大学、高校のレスリング部や格闘技系のクラブの部員の人たちです。

この菌は中南米に棲む白癬菌でアメリカやヨーロッパでは頭に生じる水虫の原因菌として広く知られていました。
特に人の皮膚との親和性が高く感染力が強いという特徴があります。

白癬菌は皮膚に付着し条件が整えばすぐにでも感染します。スポーツの世界でも国際化が進み海外へ交流試合に出る人たちが増えたため感染し、部員の中で急激に広まったものと考えられます。

この白癬菌の特徴は感染力が強く、家族や友人などすぐに感染してしまいます。そして何故か菌は足の裏よりも頭や毛が大好物です。

 頭に感染すると頭皮がボロボロと剥がれてきます。しかし他の白癬菌に比べて症状は出にくいため治療されないケースが多いのも事実です。

頭部白癬とは症状が少し異なるのですが似ている点は毛に菌が入ると毛が折れたり、抜けたりすることです。

また体の皮膚にも毛穴があることから柔道着などでよく擦れる首や顔のあたりにも症状が出ることがあります。 症状は直径1~2センチ程度の赤く丸い発疹が出ます。真中は治っていて環状になっています。

このまま半年ほど放置すると症状が消えます。

しかし菌は体に残ったまま周囲にまき散らす状態になります。 こうなると感染した人は自覚なく周りのたくさんの人に菌をうつし続けることになりますので早急に治療する必要があります。

このページの先頭へ