水虫をそのまま放置しても大丈夫?糖尿病患者は水虫で足を切断することも

ここまで読んできて水虫の治療には時間が多少はかかるけれどきちんと治療すれば治ることは十分に理解できたと思います。

では治療せずにそのまま放置したら・・・あなたはどうなると思いますか?

水虫を自覚していながら治療をせず、「忙しいからとか別に死ぬわけではないし放っておこうと」という考えの方がいるのではないでしょうか?

確かに水虫が原因で命を落とすことはほとんどありません。全くないということが無いわけではありません。何故なら戦後に3例だけ水虫菌に脳や主要な臓器が冒されて死亡した例があるからなのです。

これは非常にまれな例なのですが水虫に対して抵抗力がとても弱い体質の人がいるのです。こうした体質の人が水虫にかかると死亡することはあり得る話です。

具体的には、このような体質の人が水虫になると足だけでなく太もものリンパ腺が腫れ上がり、心臓や脳に菌が侵入していきます。 そして全身に非炎症性のしこりができ、唇が欠け耳が取れます。最後は全身のあらゆるところから穴が空き、膿が溢れ出すのです。

水虫菌に対して抵抗力が弱い人にとっては非常に恐ろしい病気です。

これは本当にとても稀なケースです。 何故なら水虫は皮膚表面の角質層を好んで取りつくため口の中の粘膜や眼球ましてや脳や心臓に水虫菌が増殖していくことはないからです。

しかし、水虫が原因で歩けなくなる人は実際にいて、珍しいことではありません。 さらに足を切断しなければならない状況になったケースもあるのです。

水虫が原因で歩けなくなる場合はどのような場合かというと、患部からブドウ球菌などの化膿菌が入り込んだ時です。

ブドウ球菌は私たち人間の鼻や股の周りなどに棲んでいる常在性の菌の一種です。 最近ではMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が患部から侵入することも多くなりました。これは抗生剤を必要以上にたくさん使用したため、あらゆる抗生剤が効かないという多剤耐性のブドウ球菌です。

非常に強力で薬が効かないためMRSAのように薬が効かない非常に強力な菌が患部から侵入すると治療は困難になります。 仕事が忙しく靴が蒸れたままの状態で放っておいた。山や海へ行った時に足を怪我してしまった。スポーツで足の皮を擦りむいてしまった。こうした経験は誰でもあると思います。

水虫の人がこのようなことをすると患部から入り込み二次感染を引き起こしやすくなります。すると足が腫れて痛みが強くなり足を地面につけることができなくなり結果的に歩けなくなるのです。

「水虫で死ぬことはないと」思っている人はこうした状況もあり得るということを十分に認識する必要があります。

歩けなくなった水虫患者の対処法は入院し点滴を打ち症状が落ち着くまでベッドで安静に過ごす必要があります。安静にしていると症状は落ち着きますが歩き回ると化膿菌が体中にとび良くなりません。

強い化膿菌に感染するとリンパ腺が腫れて非常に激しい痛みに襲われることになります。

足を切断しなければならなくなる人はというと糖尿病の患者に併発した場合です。

水虫とは違う病気ですが少し説明させていただきます。 糖尿病を発症すると動脈硬化を引き起こします。動脈は心臓から送り出された血液を体の毛細血管の先まで届ける役割があります。

動脈の壁は血液が固まらないようにスムーズに流すためにしなやかで弾力性があります。しかし糖尿病にかかるとこの弾力性が無くなり硬くなり動脈硬化を引き起こします。

こうした血管が硬化した箇所が水虫になると状態の悪いところから化膿菌が入り患部が腐ってきます。 水虫菌が直接、足を腐らせるわけではありませんが糖尿病にかかっていると水虫が化膿菌の入り込みやすい状態にし、結果として症状がひどくなると足を切断しなければならなくなるのです。

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